読売新聞記事「大エジプト博物館 日本の貢献」
11月1日に全面開館した大エジプト博物館。その開館セレモニーの様子は以前の活動報告でお伝えしました。
博物館の収蔵品の保存、修復やデータベース作成には多くの日本人専門家がかかわっており、日本の文化財保護の蓄積が国際貢献に生かされた点でも注目されます。
このクラウドファンディングの対象である第2の太陽の船復原もその1つです。
大エジプト博物館の開館・運営に対する日本の貢献を、読売新聞の文化部が記事にしてくれました!
11月25日の朝刊です。

現在進行中のクラウドファンディングに、ご支援をよろくしくお願いいたします!
https://readyfor.jp/projects/solarboat2025/
NHKクローズアップ現代で吉村作治密着取材(11/26放送)
11月26日(水)午後7:30から、NHKの「クローズアップ現代」で吉村作治先生の密着取材が放送されます。
今注力しているギザ台地西部墓地のプロジェクト、第2の太陽の船復原プロジェクトや、11月1日の大エジプト博物館開館セレモニーなど最近の仕事、そして大学での教授活動や私生活のことまで、徹底的な取材が行われています。
NHKの撮影クルーは大変な時間と熱量を投じてこの番組を作っていることを、吉村隊メンバーも実感しました。
「クフ王の墓は見つかるか 吉村作治 82歳の挑戦」
放送日時:11月26日(水)午後7:30
番組概要:
エジプト考古学者、吉村作治さん(82)が「人生の集大成」とする発掘調査に挑んでいる。探すのはクフ王の墓。「ピラミッド=墓」というのが通説だが、ミイラや副葬品が見つかっていないため、吉村さんは墓は別の場所にあると見ている。足に大けがをし、リハビリを続けながら、今も2か月に一度調査に通う吉村さん。情熱の源は何なのか?クフ王の墓は見つかるのか?“核心部”とみられるエリアの調査に密着取材する。

ぜひご覧になってください!
番組で取り上げられている太陽の船プロジェクトは現在クラウドファンディングを実施中です。日本・エジプト両国によるこの国家的プロジェクトへのご支援をぜひよろしくお願いいたします。
プロジェクトの詳細は下記リンクより
https://readyfor.jp/projects/solarboat2025/
第12回太陽の船シンポジウム(12/4)
毎年恒例の太陽の船シンポジウム、今年は第12回目となります。
日本隊が部材を取り上げ、保存修復を施したクフ王の第2の船は、ついに組み立ての段階に入りました。この船は11月1日に正式オープンした、大エジプト博物館の別棟で復原が行われます。別棟はすでに公開されているので、訪れた人は復原の様子を見ることができます。
今回は復原フェーズに入った太陽の船プロジェクトの進捗と、吉村作治先生が招待された大エジプト博物館の正式開館セレモニーのことなどを取り上げます。
第12回太陽の船シンポジウム
「太陽の船 大エジプト博物館での展示 始まる」
日時 2025年12月4日(木) 18:00~19:30(開場 17:30)
会場 早稲田大学大隈小講堂
https://maps.app.goo.gl/fVtPQCU7DKnM7Ntw9
参加費:無料
主催:NPO法人太陽の船復原研究所
早稲田大学エジプト学研究所
共催:東日本国際大学エジプト考古学研究所
協力:一般社団法人日本エジプト考古学研究所
日本エジプト学会
後援:株式会社アケト
プログラム
「シンポジウム開催に寄せて」
学校法人昌平黌理事長 緑川浩司
「JICA の協力と現状について」
(独)国際協力機構(JICA)中東・欧州部部長 遠山慶
「プロジェクトの経緯と大エジプト博物館開会式」
東日本国際大学総長・早稲田大学名誉教授(工博) 吉村作治
「クフ・ボートミュージアムでの公開」
東日本国際大学エジプト考古学研究所教授 黒河内宏昌
GEM保存修復部門長 アイーサ・ジダン
「閉会のご挨拶」
学校法人早稲田大学理事・教授 渡邉義浩
「クラウドファンディングの告知」
東日本国際大学エジプト考古学研究所所長 岩出まゆみ
参加をご希望される方は11月30日までに下記リンクのフォームからお申込みください。
https://forms.gle/EC8e2mv9LFjUuUdx7
フォームが利用できない場合は
①お名前
②eメールアドレス
③電話番号
④同伴者がいる場合はそのお名前
の4点を office@egyptarchaeology.jp
まで送信してください。
12月1日以降、入場に関するご案内メールを送信いたします。
皆様のご参加をお待ちしております!
太陽の船クラウドファンディング実施中
また、ただいま太陽の船のクラウドファンディングを実施しています。
第2の太陽の船復原プロジェクトをご支援いただくものです。
こちらのHPもぜひご覧になってください!

オープンキャンパスで吉村作治先生模擬授業!
7月27日に福島県いわき市の東日本国際大学で、今年3回目のオープンキャンパスが開催されます。
そして今回は、吉村作治総長の模擬講義が実施されます。
80歳を過ぎたエジプト考古学のパイオニアが、今もなお、現役で講義をしており、
本講義でその一端に触れることができます。
同時に、古代エジプト遺物の展示(実物)や、説明用ブースも設置しています。
無料送迎バスをご用意しています(下記)。
興味のある方、エジプト考古学を大学で学んでみたい方がいたらぜひお越しください!!
もしお知り合いにご興味のある方がいましたら、ぜひお知らせください。
保護者の方も大歓迎です!!
オープンキャパスの詳細やアクセスについてはこちら
開催日時:
7月27日(日) 9:30〜12:30(受付9:00開始)
模擬講義は11:10〜11:50
場所:
東日本国際大学
福島県いわき市平鎌田字寿金沢37
Google Map
模擬講義の開催場所は 1号館2F 1-201教室
無料送迎バス:
いわき駅南口 歩道橋下ファミリーマート前
①8:50発 ②9:10発 ③9:30発
お問合せ(入試広報課):
0120-963-323
岡山市立オリエント美術館で特別展(〜8/31)
特別展「古代エジプト・ふしぎ発見!-ナイルの贈り物と秘められた物語-」
展覧会概要
古代エジプトの考古美術品が日本に初めて伝わったのは、明治時代のことです。
本展覧会では、いずれも早い時期に日本にもたらされたことで知られる、岡山と下関所在のエジプト・コレクションを出発点に、人々を魅了し続けるエジプト文明の魅力の再発見をテーマとします。
日本がアジアをリードしてきた考古学的調査の成果にも触れながら、ミイラを収めていた棺や彫刻、装飾品、護符、土器など、合わせて280点あまりの資料を、「生活」「信仰」「埋葬」などの切り口から紹介いたします。
会期:
2025年7月12日(土)〜8月31日(日)
会場:
岡山市立オリエント美術館
岡山市北区天神町9-31
https://www.city.okayama.jp/orientmuseum/index.html
観覧料金:
当日一般1,500円ほか
(詳細は公式サイトにて)
休館日:
月曜日(7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日
お問い合わせ:
086-232-3636
大エジプト博物館 館長来日記念講演(4/23)
日本の援助によって建設された「大エジプト博物館」のフルオープンが今年7月に予定されています。
それに先んじて、大エジプト博物館の館長アハマド・ゴネイムが来日し、 特別講演会が4/23に早稲田で開催される運びとなりました。ついにベールを脱ぐ、古代エジプト文明を精髄を集めた大博物館の魅力を、存分に語っていただきます。
英語でのご発表ですが、逐次通訳が入ります。
もちろん、吉村作治教授のお話もあります。
ぜひご参加ください‼️
日時:2025年4月23日(水)18:30~20:30
場所:早稲田大学 大隈記念講堂 小講堂
〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1-104
<プログラム>
18:00 開場
18:30 開会の挨拶
川村 謙一(JICA 理事)
緑川 浩司(学校法人昌平黌理事長)
長﨑 潤一(早稲田大学エジプト学研究所所長・文学学術院教授)
18:40 講演1
「日本とエジプトの架け橋」
吉村 作治(東日本国際大学総長・教授、早稲田大学名誉教授)
19:10 講演2
“The Grand Egyptian Museum -Egyptian Japanese Journey of Success”
「大エジプト博物館- エジプトと日本 成功への道のり」
アハマド・ゴネイム(大エジプト博物館館長)
(逐次通訳あり)
20:25 閉会の挨拶
渡邉 義浩(早稲田大学常任理事・文学学術院教授)
20:30 閉会
司会 馬場 匡浩(早稲田大学文化企画課考古資料館学芸員)
主催: 独立行政法人国際協力機構(JICA) 早稲田大学文化企画課 東日本国際大学エジプト考古学研究所
共催: 早稲田大学エジプト学研究所
<お申し込み>
お申し込みフォームをご利用ください。
<締め切り>
2025年4月20日まで
※定員を超えた場合は抽選となります
第11回太陽の船シンポジウム
毎年恒例の太陽の船シンポジウム、第11回は趣を変えて、太陽の船プロジェクトを映像で振り返り、エジプト現地で撮影した現状と今後の展望を、まとめてYouTubeでお届けします❗️
第11回太陽の船シンポジウム
特別プログラム「太陽の船プロジェクト 過去・現在 そして未来へ」
URL:
https://youtu.be/zMJetePT0UE
主催:NPO法人太陽の船復原研究所
共催:東日本国際大学エジプト考古学研究所 早稲田大学エジプト学研究所
協力:一般社団法人日本エジプト考古学研究所 日本エジプト学会
後援:JICA ニトリホールディングス 学校法人昌平黌 AKHT
「開会の挨拶」緑川 浩司(学校法人昌平黌 理事長)
「第2の太陽の船 発掘調査のあゆみ」(映像)
「プロジェクトの現状と今後の展望」
吉村 作治(NPO法人太陽の船復原研究所所長、東日本国際大学総長、早稲田大学名誉教授、工学博士)
黒河内 宏昌(NPO法人太陽の船復原研究所カイロ所長、東日本国際大学教授)
「活動報告」 黒河内 宏昌
「終わりに」 吉村 作治
「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」開幕❗️(〜9/7)
東京・豊洲市場前の「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo」で
3月8日から「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が始まりました。
エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝180点を展示。
エジプト考古学者ザヒ・ハワス博士がグローバル・キュレーターを務め、吉村作治先生がジャパン・キュレーターとして監修しています。
3月7日にテープカットが行われ、メディア向けの内覧会が実施されました。
テープカットには小池百合子都知事、俳優の池田エライザさんも参加。

本展覧会はエジプト政府からの強い後押しがあって実現しました。
オープニングセレモニーではザヒ博士に加え、現エジプト観光・考古省大臣、エジプト考古最高会議長官が参加していることが、その力の入れようを物語っています。
「ファラオたちの黄金」という副題に恥じない、王・王族の豪華な遺物が並び、古代エジプト美術の精髄を体験できます。
さらに、ラムセス2世が建てたもっとも壮大な遺跡、アブ・シンベル神殿とネフェルタリ王妃の墓にスポットを当てた、没入型VR体験が楽しめます。
※このVR体験は、入場料とは別に料金がかかります。
日本では今のところ東京のみの開催。2025年9月7日まで開催。
かつてない豪華なこの展覧会を、お見逃しなく‼️
<公式HP>
https://ramsesexhibition.jp/
<開催期間・時間>
期間:2025年3月8日(土)~2025年9月7日(日)予定
平日:10:00 – 18:00(最終入場 17:00)
土・日・祝日・特定日:9:00 – 19:00(最終入場 18:00)
<会場>
ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲)
〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25
Google MAP
<入場料>※会場窓口の当日券料金になります。
平日:
大人(18歳以上): 4100 円
中・高生(12歳以上): 3100 円
子供(6歳以上):2400 円
土・日・祝日・特定日:
大人(18歳以上): 4300 円
中・高生(12歳以上):3300 円
子供(6歳以上):2600 円
VR: 2500円(別途チケット)
特別展「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」(3/8〜)

1月23日、「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」の記者会見がありました。
この特別展は、3月8日から、東京・豊洲市場前の「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo」で開催されます。
世界界で最も有名なエジプト考古学者であるザヒ・ハワス博士がワールドツアーのグローバル・キュレーターとして本展覧会を監修。さらに、ザヒ・ハワス博士とも親交が深く、吉村作治先生がジャパン・キュレーターに就任!
「古代エジプトから伝説の至宝がやってくる!」
エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝180点を展示するラムセス・ミュージアム。
本展はエジプト政府公認の展覧会。過去に⽇本で開催された「ツタンカーメン展」と並ぶ史上最⼤級の 展覧会であり、3000年以上前の古代エジプトのアーティファクツ・芸術品を、最⾼の状態に管理・保存 しているエジプト考古最⾼評議会特別⽀援のもと180点展⽰します。
「バーチャル・リアリティー(VR)でラムセス大王の世界をより深く体験」
人気の没入型VRで、ラムセス大王とその妻ネフェルタリと出会える『オシリスへの旅』も是非お楽しみください!
ラムセス2世が建てたもっとも壮大な遺跡、アブ・シンベル神殿とネフェルタリ王妃の墓にスポットを当てた、没入型VR体験が楽しめます。デジタル再現されたネフェルタリ王妃が、スリル満点の冒険へと誘います。
※このVR体験は、入場料とは別に料金がかかります。
<公式HP>
https://ramsesexhibition.jp/
<開催期間・時間>
期間:2025年3月8日(土)~2025年9月7日(日)予定
平日:10:00 – 18:00(最終入場 17:00)
土・日・祝日・特定日:9:00 – 19:00(最終入場 18:00)
<会場>
ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲)
〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25
Google MAP
<入場料>※会場窓口の当日券料金になります。
平日:
大人(18歳以上): 4100 円
中・高生(12歳以上): 3100 円
子供(6歳以上):2400 円
土・日・祝日・特定日:
大人(18歳以上): 4300 円
中・高生(12歳以上):3300 円
子供(6歳以上):2600 円
VR: 2500円(別途チケット)
「古代エジプトの棺と埋葬」展 in 本庄(1/28〜)

本庄早稲田の杜ミュージアムにて2025年1月28日から5月25日まで、
「古代エジプトの棺と埋葬:その来世観とは?」が開催されます!
吉村作治隊長がアジア初の古代エジプト調査隊を組織し、発掘調査を行ったマルカタ南遺跡で発見された遺物群が展示されます。特に、色鮮やかな陶製の棺がメインの展示です。入館料は無料!
普段は滅多に見ることができない出土品、この機会をお見逃しなく!!
吉村隊長による特別講演会(5/17)もあリます。要事前申し込み。詳細は下記より。
会期 2025年1月28日(火)~5月25日(日)
会場 本庄早稲田の杜ミュージアム早稲田大学展示室
開館時間 午前9時~午後4時30分
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)
入館料 無料
主催 早稲田大学文化企画課考古資料館
後援 一般社団法人日本エジプト考古学研究所、東日本国際大学エジプト考古学研究所、株式会社アケト
展覧会概要
エジプト文明の特徴は、埋葬にあります。かの有名なツタンカーメンの墓では、ミイラが四重の棺に入れられ、数多くの副葬品とともに埋葬されました。こうした華やかな埋葬は、ファラオの権威を誇示するためだけではありません。そこには、古代エジプトの死生観が反映されているのです。
吉村作治氏を中心に結成された早稲田大学エジプト調査隊は、1971(昭和46)年、最初の調査権をエジプト政府から取得し、マルカタ南遺跡の発掘を開始しました。そこでは、新王国時代のファラオ・アメンヘテプ3世の儀礼用彩色階段が発見されましたが、その周囲から、後の時代の棺も多くみつかりました。またその後、ダハシュール北遺跡では、未盗掘墓がみつかり、彩色木棺や青いミイラマスクなどの大発見がありました。
本展覧会では、これら貴重な資料を用いて、古代エジプトの棺と埋葬そして死生観について紹介いたします。
特別講演会「エジプト発掘最新報告」
講師 吉村 作治 氏(早稲田大学名誉教授・東日本国際大学総長)
日時 令和7年5月17日(土)13:30~15:00
会場 本庄早稲田の杜ミュージアム
(早稲田大学本庄キャンパス93号館)3階レクチャールーム1
定員 100名(事前申込制)
受講料 無料
当日、吉村作治著書・エジプト関連グッズの販売あり


