第2の太陽の船 ついに復原がはじまる

第2の太陽の船 ついに復原がはじまる

いよいよ大エジプト博物館の中で、第二の太陽の船の復原が始まりました。

2026年12月23日(火)、先週中に博物館に運び込んでおいた船の一番下の部分に当たる「船底板」一枚(部材番号1048番)を、補強用のスケルトンに取り付けました。

具体的には、

  1. 型枠の上に乗せた部材をクレーンで吊り上げ
  2. スケルトンに綱で結び留め
  3. 型枠を外して鉄製のベルトで固定する

という手順です。

最初の部材の復原作業は無事に終了しました。

当日はエジプト観光考古省シェリーフ・ファティ大臣と大エジプト博物館アハメド・ゴネイム館長が作業に立ち会い、エジプトと日本のメディアが多数集まって、復原開始の様子が全世界に報道されました。

このセレモニーとプレスリリースは間際で開催が通達されたため、残念ながら吉村作治先生は大学の学事のためにいらっしゃることができませんでしたが、チームのエジプト人メンバーはインタビューの中で、吉村先生への感謝を表明してくれていました。

インタビュー動画(アラビア語)

また、大エジプト博物館公式YouTubeでセレモニーの様子をまとめら動画を公開しています。大変よくできた動画です。

部材の持ち上げ前の状況
部材を鉄骨に貼り付ける作業
部材の鉄骨への貼り付け完了
貼り付け後の部材
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